第18回 小金井桜樹勢調査に参加

2019年8月21日(水)

8月17日の炎天下、「名勝 小金井桜の会」が行っている小金井桜の樹勢調査に会員として今年も参加しました。

全長約2㎞になる小金井桜の玉川上水沿い並木群を5つのブロックに分割。村山が担当した調査区間は第3ブロック(小金井橋~新小金井橋)で、生育環境、幹や根元の腐朽、病虫害、キノコ被害がないかどうかを一本、一本、丁寧に目視し3人体制でチェックしていきます。

大変な作業ですが、毎年この時期に行っている大事な調査です。

 

かつて「小金井千本桜」と謳われた玉川上水沿いのヤマザクラ「小金井桜(サクラ)」並木群を復活させるべく、2011年から随時、新しい苗木を補植しています。

 

今回の調査で個人的に注目していたのは、関東圏でも桜への被害報告がある特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が発生していないかどうか。

 

また、捕植した若い苗木の生育状況を把握することでした。

 

幸い、関東圏でも被害が広がっているクビアカツヤカミキリは小金井には発生していないようでした。

 

しかし、都内でもあきる野市と福生市で発生が確認されており、油断はできません。

 

また、捕植された苗木の周囲50㎝以内の下草を刈り取ってもらっているおかげで、酷暑による水不足の影響はあるものの、比較的、元気に根付いているようでした。

 

このまま一本でも多く順調に育ってほしいと願います。